コーヒー豆

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クルックスブレンド物語

2003年夏-

会社を設立してからカフェを作るための物件探しと並行しながら、
お店のオリジナルブレンドを作ってくれる焙煎工場を探し始めました。
テーマは、"European Resort Cafe"海と星と一杯のコーヒーです。

自分がカフェを始めるとは夢にも思わず連絡が取れる全ての知人をあたりました。
すると那須の黒磯に喫茶店からカフェのスタイルを日本に広めた聖地があるという情報を友人から聞くことができました。

それが1988年にアパートの1室からはじまったCafe Shozoでした。
Shozoさんに会いたい!そう思い、すぐに車を飛ばして会いにいきます。
快く迎えてくれたのは、とても親切で気さくなキクチショウゾウさんご本人でした。
緑に囲まれたログハウスのテラス席でサンドイッチとアイスコーヒーをご馳走になり緊張します。 冷たいグラスのアイスコーヒーを細いストローで回しながら気持ちを落ち着かせ、ようやく僕がやりたいカフェの雰囲気やコンセプトの話をゆっくり聞いて頂くことが出来ました。

「いいなぁ~コーヒーと海かぁ~夢があっていいね~」Shozoさんは楽しそうに話します、ノートパソコンを開いて話をする僕に「ねぇ~このサンドイッチ美味しいでしょう」と続きます。 1時間ほど過ぎて、それならということで札幌にある焙煎職人さんを紹介して頂きました。 Shozoさんもご自身が創業された当時のことを思い返され本当に色々な会話が弾みました。 あの時の興奮というものは何年経っても忘れられません。(人と人はつながって生きている!)

(数日後)

札幌に電話で連絡をとらせてもらい飛行機に急いで乗り込んで新千歳空港へ行きました。
お相手は珈琲焙煎の道30年の大ベテラン齋藤珈琲のオーナーです。
雪の降る窓の外から眺めた珈琲の生豆1粒1粒に想いを込めて焙煎する姿に僕は圧倒させられました。(とんでもない場所までいきなり来てしまった)
「ご、ごめんください!」と、ドアを開き話を聞いてもらうことになります。

はじめは何度も断られました。
「豆なら東京にたくさんあるでしょ?」「そんなに大量には作れない」「今は精一杯」と齋藤さんは話します。 それでもこの場所で日替わりコーヒーに特別なクルックスブレンドを作ってもらいたい。
そう決意して時間が許す限り札幌に通うことになります。
北海道は年間の気候が安定していて焙煎にとても向いた国内最高の場所なのです。

(東京に戻って1週間後)

海をイメージした深くて甘くコクのあるコーヒーを味わいたい。
都内で100杯近くのコーヒーを飲み歩くが求めている味に出会えない日々。
そんなある昼過ぎの静かなオフィスに1本の電話が鳴りました。齋藤さんです。
『なんとなくで、できたんだけど、、飲んでみるかい?』
(海をイメージしたブレンドに齋藤さんは何かピンと来るものあったようです)
「はい!すぐに行きます!」

クルックスブレンドは、コロンビア60%とモカ40%の深煎りのブレンドです。
スプレモという大粒のものだけを使い、深煎り焙煎による豆の油分がとても印象的です。
透き通った深い色、爽やかな甘い香り、滑らかな舌触り、ミルクや砂糖にも負けないボディ。
自分の引き出せる全ての五感を通じて率直に「良い!」と思いました。
太陽が降りそそぐ南ヨーロッパの街角で何気なく飲んだコーヒーにも似ています。

僕の夢のひとつにこんなものがあります。
東京から夢の寝台特急カシオペアに乗って札幌へもう一度行くこと。
夜空に広がる星を眺めながら、優雅な時間をクルックスブレンドとともに。

橘 航平

那須の黒磯にあるShozoCafe 那須の黒磯にあるShozo Cafe

札幌で丁寧にローストする焙煎士の齋藤さん 札幌で丁寧にローストする焙煎士の齋藤さん。

2004年創業のクルックスカフェオ 2004年創業のCRUX Kafeo(クルックスカフェオ)

寝台特急カシオペアのコーヒー 夢の寝台特急カシオペアのコーヒー。

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